ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎

伊坂さんの久々の長編小説、読了。
波に乗るまで、ちょっと時間がかかったけど、
乗ってしまうと、止まらない止まらない。ページを捲る手が。

さすがです。
「事件のはじまり」「事件の視聴者」を読んでたとき、
こいつが絶対に犯人なんだ。って、思い込まされてたから・・・
結末も同じ方向に向くのだろうと、なんか切ない気持ちに。

まぁ、もちろんそれで終わることなどなかったけれど(笑)






個人情報について騒がれてるけど、
国には個人情報云々じゃなく、
自分がどこにいるかとか何話してたかとか、何のサイト見てたかとかダダ漏れなんだよね。
ザ★監視社会なんだよなぁ。って思う。つくづく。
自分が悪いことしてないから、別にダダ漏れでもいいや。っていう人、いるけど
そういう問題じゃないよね。怖いって。

って、最近従事し始めた仕事絡みもあって↑のようなことを思っていたので
まさにドンピシャ(古っ。古すぎて変換されなかったわ。)


自分がどんなに頑張っても、勝てない相手だけど、
逃げてたねぇ。青柳。
ホントの彼を逃がしたくて、力を貸していった人たちとその関係、つながりが素敵。
青柳のコトが心配で、時折描かれる学生時代の話が「いやー先を読ませてぇ」って
感じだったけど、
あの学生時代の話がないと彼に力を貸した人達とのつながりの強さはわからんかったね


すごく共感できたのが
シチューのCMを見た樋口晴子が青柳と付き合ってた当時を思い出し
彼もこのCMを見てるかなぁ。と思うところ。
あるよねぇ~。わかるよねぇ~。

自分じゃない姿で、過去の自分を捨てて生きていかなくちゃいけないのは
切なすぎる終わり方だったけど、精一杯戦っての決断。
うーん、でも正義は勝つ!っていう終わり方も見たかったな。
アメリカ映画大好きな私の感想。

今回、作品間リンクがなかったような・・・
作品内の見逃せない?読み逃せない?キーワードはたくさん。
・痴漢は死ね
・ご飯粒は残す
・エレベーターのボタンは、右手親指
・困ったことがあると「青柳さん、森田さん」ではなく「青柳先輩、森田先輩」
などなど。
もっかい読むかな・・・
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by kaori-o-i | 2008-10-22 23:53 | ヨミモノ